新卒でも車のローンは組める!審査基準やおすすめの車も紹介

新卒として新たな生活が始まり、通勤手段として車を使おうか考える方もいるでしょう。車を所有できれば、通勤だけでなく趣味や休日の移動手段としても使えます。購入するにもローンは使えるのか、いくらまで借りられるのかなどさまざまな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、新卒の方に向けてローンで車を購入する方法を紹介します。最後まで読めば、ローンに対する不安もなくなり、快適なカーライフを過ごす方法が見つかるでしょう。

新卒がローンで購入する前に知っておきたい車の基本情報

車は安い買い物ではないため、しっかりと計画した上で購入することが大切です。特に初めて車を購入する場合、どの程度の金額が妥当なのか分からないこともあるでしょう。ここでは、ローンで車を購入する基本的な知識を紹介します。

新卒はローン審査通過が難しい傾向にある

新卒の方がローン審査通過が難しいのは、安定的な収入があることを証明するのが困難なためです。ローンによっては、勤続年数が2年以上もしくは3年以上と設定しています。勤続年数に関する記載がなくとも、勤続年数が長い方に比べて審査通過は不利といえるでしょう。

車の購入費は年収の半分を目安にしよう

年収がどれほどになるか分かっている場合は、その金額から購入費用の目安を算出しましょう。おすすめなのは、年収の半分です。例えば、年収が300万円の場合、購入費用に充てられるのは150万円程度です。150万円の年収の場合は、75万円程度を目安としましょう。

購入後の維持費も考慮する

車は購入時だけにお金がかかるわけではありません。購入後も定期的にお金がかかり、車を持つ上では何がいくらぐらいかかるのか把握しておくことが大切です。特に中古車の購入を考えている方は、新車よりも維持費がかかりやすい点に注意しましょう。以下は、車にかかる維持費の一例です。

・駐車場代
アパートなどに住む場合は、月決め駐車場など車を保管するスペースの契約が必要です。都心部ほど金額が高い傾向にあります。

・任意保険料
車両保険の有無や運転者の範囲によって保険料が変わります。事故リスクの高さから、年齢が低いほど保険料が高い傾向です。

・燃料代
通勤に使う場合は、燃料代も多くかかります。交通費として燃料代を会社が支払ってくれるケースもありますが、休日で使用する分は自分で出す必要があります。燃料代を抑えたい方は、燃費性能に優れた車やハイブリッドカーがおすすめです。

・税金
毎年4月1日時点の車の所有者へ、自動車税の納付書が届きます。

・車検やメンテナンス費用
自家用車は2年に1度車検を受ける必要があり、年式が古く走行距離が多くなるほどかかる費用も増えるでしょう。

レンタカーやカーリースは避けよう

「車はローンを使って購入しなくとも、レンタカーやカーリースで使えれば問題ないのでは」と考える方もいるかもしません。

レンタカーは使いたいときだけお金を払うため、便利なようにも思えます。しかし、普段使いすると費用がかさみ、ローンで車を購入したほうがお得なケースも少なくありません。

カーリースは、契約期間後までマイカーとして利用できるサービスです。最新の車にも乗れるメリットはあるものの、走行距離やカスタマイズの制限など、マイカーとして利用するには縛りが大きく不便に感じるでしょう。

生活費を確認してローンに充てられるお金を計算しよう

ローンの返済を滞りなく行うには、生活費がいくらかかっているのかを計算し、残りのお金をどれほど車の費用として使えるのか確認することが大切です。生活費は、1人暮らしするのか実家暮らしするのかによって大きく変わります。駅から近い場所は通勤に便利といえますが、家賃が高く、生活費がかさんでしまう原因となるでしょう。

総務省が2023年に行った調査によると、34歳以下が1人暮らしした場合の生活費は、平均17万281円です。趣味にかけるお金が別にあれば、その分車に充てられるお金も減ります。

自分に最適なローンを見つける

車を購入する際に利用できるローンには「マイカーローン」「ディーラーローン」「残価設定ローン」「自社ローン」があります。それぞれ金利をはじめとした違いがあるため、自分に最適なものを見つけて審査を受けましょう。

・マイカーローン
金融機関が提供するローンです。金利が1%~4%程度と低く、総支払額を最小限にできるものの、審査基準が厳しい特徴を持ちます。

・ディーラーローン
ディーラーが提供するローンです。金利は5%~10%と高い上、ローン完済までは所有権を自分名義にできません。車の購入手続きとローンの手続きを一度に行えるため、手間は省けます。

・残価設定ローン
ディーラーが提供するローンです。ディーラーローンと違い、数年後の残価を設定して差額分を返済します。金利も3%程度と低く、残価分の支払いがないおかげで返済額は少なく済むのが魅力です。

・自社ローン
中古車販売店が提供するローンです。独自の審査基準を設け、信販会社に信用情報を問い合わせることがないため、他のローンよりも審査に通りやすい特徴があります。保証料の支払いや保証人が必要なケースも多いものの、金利0%で提供する中古車販売店も少なくありません。新卒の方でも中古車販売店の自社ローンであれば、審査通過が期待できるでしょう。

 

以下の記事では、車の自社ローンとは何かについて解説しています。
気になる方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

新卒がローンを結んで車を購入するとチェックされる審査ポイント

ローン審査ではいくつかのポイントをチェックされます。チェックされる項目や審査通過となる基準は、公にされておらず詳細は分かりませんが、貸主の多くがいくつか共通する査定ポイントを設けています。

就職する企業の規模や職業

ローン審査では、申込者の雇用形態・職業・勤務先などがチェックされます。自営業や個人事業主のように企業勤めしている人より、正社員として企業に勤めている人のほうが審査は通過しやすい傾向です。企業勤めをしていても、地方の小さな企業よりは中小企業や東証一部上場企業、公務員のほうが審査通過率はアップするでしょう。

頭金の有無

頭金は、ローンとは別に貯金など自己資金から出すお金のことです。頭金を用意できれば貸主側は「車の購入に関して計画性を持っている」とプラスのイメージを持ちます。生活に無理のかからない範囲で頭金を支払えるか検討しましょう。

金融事故歴の有無

ローン審査では、貸主が信用情報機関からローン申込者の信用情報を取得します。信用情報とは、過去の支払い遅延や滞納、自己破産の有無など取引事実が登録された情報です。これらの取引事実があると「金融事故歴がある」と判断され、ローンをはじめとした金融商品の契約ができなくなります。

返済負担率

返済負担率は、年収に対する返済額の割合です。返済額にはこれから借り入れ予定のローンだけでなく、クレジットカードのキャッシングや奨学金返済、スマートフォン端末の分割払いなども含まれます。具体的な返済負担率は以下の計算で求められます。

返済負担率(%)=1年間の返済額/年収×100

ローン審査に通る目安とされる返済負担率は、30%~35%程度です。返済負担率がこれよりも高いときは、完済しやすいものから完済を済ませるとよいでしょう。

【予算別】新卒がローンで買えるおすすめの車5選

返済負担率を計算するには、車の購入にいくらかかるかおおよその目安を知る必要があります。ここでは、新車価格が100万円~200万円までの車を紹介しますので、車選びに役立ててください。

ローン100万円:ダイハツ ミライース

ミライースは、軽自動車の中でもボディサイズがコンパクトな車です。ハイトワゴン系の軽自動車よりもコンパクトでありながら、圧迫感のない室内空間を実現しています。衝突回避支援システムも標準装備されているため、通勤に慣れるまでの道のりも安心して運転できるでしょう。

車体寸法

全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm1,510mm

乗車定員

4

WLTCモード燃費

23.2km/L25.0km/L

新車価格

992,200円~132万円

ローン150万円:ダイハツ タント

タントは前後ドアにセンターピラーを内蔵したことで、大きなドア開口部を実現した軽自動車です。開口幅は1,490mmあり、荷物の乗せ降ろしや子どもの乗り降りも楽にできます。通勤だけでなく、将来的にファミリーカーとしても使いたい方にもおすすめです。以下にタントのスペックと新車価格を紹介します。

車体寸法

全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,755mm1,775mm

乗車定員

4

WLTCモード燃費

19.6km/L26.4km/L

新車価格

1452,000円~1699,500

ローン150万円:日産 デイズ

デイズは、デジタルVモーションと呼ばれるグリルデザインを採用した先進的なデザインが特徴の軽自動車です。ボディカラーは限定色や2トーンカラーを含む21種類から選べ、個性的なボディカラーの車に乗りたい方にも適しています。以下は、デイズのスペックと新車価格です。

車体寸法

全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm1,670mm

乗車定員

4

WLTCモード燃費

19.4km/L23.3km/L

新車価格

1437,700円~2157,100

ローン200万円:トヨタ ヤリス

ヤリスは、コンパクトカーならではの軽快な走りとハイブリッドカートップレベルの燃費性能を誇る車です。「軽く」「小さく」「扱いやすく」をコンセプトにTNGAプラットフォームを採用し、車を操る楽しさを味わえるよう設計しています。

最小回転半径は4.8mを実現し、狭い道が通りやすいだけでなく、駐車時の取り回しやすさを体感できるでしょう。以下は、ヤリスのスペックと新車価格です。

車体寸法

全長3,950mm×全幅1,695mm×全高1,495mm1,510mm

乗車定員

5

WLTCモード燃費

19.0km/L36.0km/L

新車価格

1501,000円~2694,000

ローン200万円:トヨタ ヤリスクロス

ヤリスクロスは、ヤリスシリーズの中でもSUVモデルとして、力強いエクステリアデザインと利便性を兼ね備えた車です。

リアシートは分割可倒式が採用され、荷物の大きさや乗員の数に応じて柔軟に対応できます。左右のリアシートを倒すとフラットモードとなり、自転車を立てて乗せられるほどのゆとりのある空間を確保可能です。以下に、ヤリスクロスのスペックと新車価格を紹介します。

車体寸法

全長4,180mm4,200mm×全幅1,765mm×全高1,580mm1,590mm

乗車定員

5

WLTCモード燃費

17.1km/L308km/L

新車価格

1907,000円~3156,000

新卒におすすめする車のローン3選

車を購入する際ローンにはさまざまな種類がありますが、新卒の方がローン審査通過をしやすいのは、自社ローンです。自社ローンといっても数多くの中古車販売店が提供しており、分割可能回数や車選びのしやすさはそれぞれ異なります。ここでは新卒の方におすすめのローンを3つ紹介します。

トップラン

トップランは、埼玉県さいたま市にある中古車販売店です。創業以来16年間、お客さまの信頼を第一に考え車選びのサポートをしています。トップランが提供するローンは、申込金額最大200万円、120回まで分割支払いが可能です。お客さまのライフスタイルに合わせた、無理のない返済計画が立てられます。

また、沖縄県および離島を除いて全国からのご依頼いただけます。他車より選べる車種も多く、条件にマッチする車に出会えるでしょう。

オトロン

オトロンは、自社ローンを専門とする中古車販売店です。購入した車は内装クリーニングやボディーの磨き作業、不具合箇所の整備を行った上で納車を行います。無料保証も付帯できるため「中古車は故障が不安」といったイメージを持つ方でも安心して利用できます。

オトロンの自社ローンは、最大36回分割払いが可能です。店舗展開数も多く、最寄りの店舗で車探しを楽しめます。

スリークロス

スリークロスは北海道や宮崎県、高知県など全国で店舗を展開する車の販売店です。中古車だけでなく、国産全メーカーの新車も取り扱っています。

スリークロスが提供する自社ローンは、最大60回分割支払いが可能です。独自の審査基準を設けているため、収入に不安のある方や金融事故歴がある方でも審査の通過が期待できます。

 

以下の記事では、自社ローンのおすすめ優良店について解説しています。
気になる方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

新卒がローンを組んで車を購入する際のコツ

ローンの審査では、安定的な収入があって計画的に返済ができるかを判断されます。新卒で安定的な収入があることを証明するのが難しい場合、審査に通りやすくなるポイントを知った上で申し込むことが大切です。ここでは、新卒の方がローン審査に通りやすくなるポイントを紹介します。

頭金を準備する

ローン審査時には、借入額がいくらなのかをチェックします。借入額が多いほど返済能力が高いことが求められるため、審査通過難易度は高まります。新卒の方が高い返済能力を証明するのは困難です。ローン審査を通りやすくするには、借入額をできる限り抑えて申し込みます。

車両価格が安い車を選ぶことも借入額を抑える方法のひとつですが、頭金を用意するのもおすすめです。頭金の金額は車両価格の20%~30%程度とされていますが、あくまでも相場のため、自身の状況に適した金額を支払いましょう。

保証人になることを家族にお願いしておく

保証人は、ローン契約後にもしも契約者が返済をできなくなった際に、代わりに返済を行う人です。車のローンでは保証人を必要としないのが一般的ですが、新卒や学生の方、他の借り入れがあるなどの事情がある場合は保証人を必要とするケースがあります。

保証人を依頼する場合、誰でもよいわけではなく、保証人に適した人へ依頼します。保証人に適しているのは、年金収入のみを除く安定的な収入がある人、金融事故歴がない人などです。トラブルが起こるリスクを考えると、知人や友人ではなく、親族に依頼するのが適切でしょう。

新車だけでなく中古車も視野に入れる

車を購入する貴重な機会なのだから、新車を購入しようと考えている方もいるのではないでしょうか。新車は最新の装備や技術が採用されているため、通勤時間も快適になるでしょう。しかし、その分車両価格が高く、予算オーバーしてしまうことも考えられます。

新車にこだわりたいのであればエントリーグレードを選ぶのがおすすめです。さらに低い予算で購入したい方は、中古車も選択肢に入れましょう。中古車市場には軽自動車からSUVまでさまざまな車が流通しています。現金で購入できる中古車が見つかれば、ローンを組む必要もありません。

一度に複数のローン審査を受けない

新卒でローン審査通過できる確率が低いからといって、複数のローン審査を短期間に受けるのはおすすめできません。短期間にローン審査を受けると「お金に不自由しているから申し込んでいるのではないか」と思われる恐れがあり、余計に審査が通りづらくなる可能性も考えられます。

ローンの審査は、仮審査と本審査があります。本審査は、収入だけでなく信用情報機関から得られる信用情報を基に行う審査です。本審査に落ちるとその結果が信用情報機関に登録され、その後に受けるローン審査がより通りづらくなってしまいます。

仮審査までであれば、審査履歴は残りません。本審査に進むかどうかは仮審査後に決められるため、どうしても複数のローン審査を受けたいときは、仮審査までにしましょう。

新卒で車のローンを組みたい方には「トップラン」がおすすめ!

車のローン審査を通過するには、安定的な収入があるかをチェックされます。内定先が決まった直後や就職して間もない時期では、安定的な収入がある証明ができず、審査通過が困難です。

一般的なローン審査通過が難しい方は、トップランのローンをご利用ください。トップラン独自の審査を行っているため、他のローンと違って審査時間が短い上に、審査通過率が高い特徴があります。ローン審査申込額も最大200万円のため、幅広い種類から車選びが可能です。

まとめ

通勤だけでなく、休日にドライブを楽しみたい、車で遠出をしたいなどの理由があれば、新卒の方でも車は必要です。ローンは、支払い能力がどれほどあるのかが重視されます。就職して間もない頃や内定が決まった直後に購入する場合は、審査通過が難しいこともあるでしょう。

銀行のマイカーローンやディーラーローンの審査通過が難しいときは、トップランのローンがおすすめです。収入に不安のある方もローン審査通過実績があるため、新卒の方でも欲しい車を探せます。

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