20万円で買える中古バイクおすすめ車種7選!失敗しない選び方も解説

20万円で買える中古バイクおすすめ車種7選!失敗しない選び方も解説

「通学や通勤のためにバイクが欲しい。でも、新車は高すぎて手が出ない……」 「趣味としてバイクを始めたいけれど、いきなり50万円も60万円も出せない」

そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。 20万円という金額は、決して安い買い物ではありません。アルバイトやお給料をコツコツ貯めた大切な資金だからこそ、「安物買いの銭失い」だけは絶対に避けたいはずです。

結論から申し上げますと、20万円の予算があれば、良質な中古バイクを手に入れることは十分に可能です。しかし、何も考えずに見た目だけで選ぶと、購入後に修理費で10万円以上かかってしまうリスクもあります。

この記事では、予算20万円で買える壊れにくい車種を厳選してご紹介します。さらに、ハズレ車両を見抜くチェックポイントもくわしく解説します。

目次

20万円で中古バイクは購入可能?

まず最初に、一番気になる疑問にお答えします。「本当に20万円でまともなバイクは買えるのか?」という点です。答えは「YES」です。ただし、選び方に戦略が必要になります。

「予算20万円」の正しい内訳を知ろう

バイクの購入には、車両本体の価格以外に「諸費用」がかかります。これを無視して20万円ギリギリの車両を選んでしまうと、支払総額で予算オーバーしてしまいます。

  • 車両本体価格: バイクそのものの値段
  • 支払総額(乗り出し価格): 車両価格 + 諸費用(整備費、登録代行費、自賠責保険など)

一般的に、中古バイクショップで購入する場合、諸費用は3万円〜5万円程度かかるのが相場です。 つまり、予算が20万円の場合、実際に探すべきは「車両本体価格が12万円〜15万円程度」のバイクということになります。

この価格帯で狙える現実的なラインは以下の通りです。

  • 50cc(原付)
    【余裕】 状態の良い高年式車や、走行距離の少ない車両が選び放題です。
  • 125cc(原付二種)
    【可能】 通勤に最強のクラス。少し年式が古かったり、小キズがある車両なら十分に射程圏内です。
  • 250cc(中型)
    【ギリギリ】 ここが分かれ道です。人気車種(NinjaやRebelなど)はまず不可能です。しかし、不人気車や少し過走行な車両であれば、頑丈で走りの良いバイクが見つかります。

次章からは、この条件を満たす「間違いのない7台」を具体的に紹介していきます。

予算20万円で狙えるおすすめ中古バイク7選

ここからは、整備士やバイク便ライダーからも評価が高い「安くて壊れにくい」バイクを7つ厳選しました。 20万円という限られた予算でも、車種選びさえ間違えなければ、長く付き合えるバイクに出会えます。

【50cc】ホンダ・ジョルノ / ヤマハ・ビーノ

  • 相場目安(乗り出し): 13万円〜18万円
  • おすすめ層: デザイン重視の学生、女性、街乗りメインの方

アニメやドラマで主人公が乗っていることも多く、ファッション性が非常に高いバイクです。 実はこの2車種、現行モデルに近い年式では中身(エンジン)が共通化されており、どちらもホンダ製の非常に優秀な水冷4ストロークエンジンを搭載しています。燃費が良く、音が静かなのが特徴です。

流通量が非常に多いため、中古市場では色や状態を選びやすいのがメリットです。選ぶ際は外装に割れがなく、メッキパーツがピカピカな車両を探しましょう。エンジン自体はタフですが、オイル交換をサボると弱いため、前のオーナーが定期的にメンテナンスしていたかどうかが購入のポイントになります。

【50cc】スズキ・レッツ4 / アドレスV50

  • 相場目安(乗り出し): 8万円〜13万円
  • おすすめ層: とにかく初期費用を抑えたい人、近所の買い物・移動用

コスパ最強の実用スクーター 

「とにかく安く買いたい!」という方におすすめです。スズキのスクーターは新車価格が元々安いため、中古相場も非常に手頃です。軽量でコンパクトなため、女性でも取り回しが楽々。「インジェクション」という冬でもエンジンがかかりやすい仕組みを採用している年式が多く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

20万円の予算があれば、ほぼ新品に近いような極上車が買えます。あえて安い10万円前後の車両を買い、浮いた予算を安全なヘルメットや頑丈な盗難防止ロック、あるいはツーリングの食事代に回すのも賢い選択と言えるでしょう。

【50cc】ホンダ・スーパーカブ50

  • 相場目安(乗り出し): 15万円〜20万円
  • おすすめ層: 燃費重視、自分でメンテナンスを楽しみたい人、レトロ好き

「カブ」と言えば、かつては業務用バイクの代名詞でしたが、近年はそのレトロな見た目が若者に大人気です。 耐久性は世界最強クラス。オイルが多少減っていても走り続けるほどのタフさがあります。燃費もリッターあたり60km〜100km走ることもあり、購入後のガソリン代も大幅に節約できます。

ただし、ビジネスで過酷に使われた車両(新聞配達など)は避けたほうが無難です。荷台がボロボロだったり、スタンドが削れているものは要注意です。個人オーナーが大切に乗っていた車両を見つけられれば、一生モノの付き合いになります。

【125cc】スズキ・アドレスV125(G/S)

  • 相場目安(乗り出し): 15万円〜20万円
  • おすすめ層: 通勤時間を短縮したい社会人、維持費を安く済ませたい人

現行の125ccスクーターよりも一回り小さく軽いため、信号待ちからのダッシュや取り回しが非常にスムーズです。 販売期間が長く、部品も安価で大量に出回っているため、万が一故障しても安く直せるのが最大のメリットです。

非常に人気があるため、中には粗悪な車両も混ざっています。「規制前(K5〜K7など)」と呼ばれる古いモデルはパワーがありますが、状態が良いものは高騰しています。初心者はあえて後期の「S」モデルなどを選ぶと、年式が比較的新しく、状態が安定していることが多いのでおすすめです。

【125cc】ホンダ・リード110 / Dio110

  • 相場目安(乗り出し): 14万円〜19万円
  • おすすめ層: 荷物をたくさん積みたい人、安定感を求める人

PCXの陰に隠れた「超お買い得」な名車 

PCXという超人気車種の陰に隠れていますが、実は非常に優秀なのがこの2台。 特に「リード」はシート下の収納スペースが巨大で、ヘルメットが2つ入るほど(※形状による)。買い物や荷物が多い人に最適です。「Dio110」はタイヤが大きいため、段差の多い道でも安定して走れます。

PCXだと20万円ではボロボロの車両しか買えませんが、リードやDioなら外装がピカピカの車両が狙えます。「人気車種というブランド」を捨てるだけで、車両の質が一気に上がるため、実用派には特におすすめです。

【250cc】スズキ・ST250 / グラストラッカー

  • 相場目安(乗り出し): 18万円〜22万円
  • おすすめ層: クラシックなバイクに乗りたい人、自分でカスタムしたい人

250ccクラスで20万円というのは非常に厳しい条件ですが、スズキの空冷単気筒モデルなら可能性があります。 構造が非常にシンプルで「鉄の塊」といった風情があり、壊れる箇所が少ないのが特徴。トコトコと走る鼓動感は、バイクを操る楽しさを教えてくれます。

注意点として、サビが出やすい車種なので、購入時は金属部分(特にホイールのスポークやマフラー)のサビ具合をよくチェックしてください。エンジンさえ元気なら、外装の多少のヤレ感は「味」として楽しむのもアリです。

【250cc】ホンダ・VTR250(初期型)

  • 相場目安(乗り出し): 19万円〜25万円(※少し予算オーバーの可能性あり)
  • おすすめ層: どうしても250ccのスポーツバイクに乗りたい人

「30万キロ走っても壊れない」と言われるほど、頑丈なV型2気筒エンジンを搭載しています。 初期型(1998年〜)であれば、走行距離が3万キロ〜5万キロ走っている個体が20万円前後で見つかることがあります。

このバイクに関しては「走行距離」をあまり気にする必要はありません。3万キロ程度なら慣らし運転が終わったようなものです。それよりも、タイヤやチェーンなどの消耗品が交換されているか、エンジンの吹け上がりがスムーズかを重視して選んでください。運良く予算内で見つけたら即決レベルの「当たり」車種です。

安物買いで損しない!中古バイクの状態チェックポイント

欲しい車種が決まったら、次は「実車確認」です。20万円クラスの中古バイクは、新車と違ってコンディションにバラつきがあります。 バイクに詳しくない初心者でも確認できる5つのポイントを解説します。

1. エンジンの始動性と異音

店員さんにお願いして、必ずエンジンをかけさせてもらいましょう。

  • チェック点①
    「セル(ボタン)」を一回押すだけで、すぐにエンジンがかかるか?(何度もキュルキュル言わせないと掛からないのはNG)
  • チェック点②
    アイドリング中に「カチカチ」「ガラガラ」という不規則な音が混ざっていないか?(規則的なトトト…という音ならOK)

2. フロントフォークのオイル漏れ

前輪を支えている2本の銀色の筒(サスペンション)を見てください。

  • チェック点
    銀色の筒に、オイルが滲んでベトベトになっていませんか?
  • 理由
    ここからオイルが漏れていると、ブレーキにオイルがかかって止まらなくなったり、修理に2〜3万円かかったりします。

3. タンクの中のサビ

燃料タンクのキャップを開けてもらい、中を覗き込みましょう。

  • チェック点
    赤茶色のサビが見えませんか?
  • 理由
    タンク内が錆びていると、そのサビがエンジンに回ってしまい、突然エンジンが止まる原因になります。修理費は高額です。

4. タイヤとブレーキの残量

「車両価格は安いけど、タイヤがツルツル」というケースはよくあります。

  • チェック点
    タイヤの溝はしっかり残っていますか? ヒビ割れだらけではありませんか?
  • 理由
    タイヤ交換は前後で2〜3万円かかります。購入直後にこの出費は痛手です。

5. 整備記録簿の有無

前のオーナーがどんなメンテナンスをしていたかが分かる「通知表」のようなものです。

  • チェック点
    整備記録簿はありますか?と聞いてみましょう。
  • 理由
    必須ではありませんが、これがある車両は大切に乗られていた可能性が高く、「当たり」である確率がグッと上がります。

20万円のバイクはどこで買うべき?ショップと個人売買の違い

「ヤフオクやメルカリなら、もっと安く買えるのでは?」 そう思う方もいるかもしれません。しかし、初心者が20万円の予算で個人売買に手を出すのは非常に危険です。

初心者は「保証付き」の販売店一択

20万円のバイクは、少なからず劣化しています。だからこそ、プロが整備し、保証をつけてくれるショップで買う必要があります。

  • メリット
    納車前に悪いところを直してくれる。購入後1〜3ヶ月の保証がついていることが多い。
  • デメリット
    個人売買より数万円高くなる。

個人売買(オークション・フリマ)のリスク

個人売買の基本は「現状渡し(ノークレーム・ノーリターン)」です。

  • リスク
    買った翌日にエンジンがかからなくなっても、誰も助けてくれません。修理費で結局高くつくケースが後を絶ちません。
  • 結論
    自分でエンジンの分解整備ができる人以外は、避けるのが無難です。

車体以外にかかるお金は?購入後の維持費と初期費用

「20万円でバイクを買った! でも、ヘルメットを買うお金がない……」 こうならないために、乗り出し後の予算も確保しておきましょう。

必ず必要な諸費用と保険

20万円の予算内で収めるのが理想ですが、別途必要になる可能性があるのが以下の費用です。

  • 任意保険: 原付なら「ファミリーバイク特約」がお得ですが、250ccなどの場合は単体で加入が必要です。(年間3〜5万円程度 ※年齢による)
  • ガソリン代・駐輪場代: 毎月のランニングコストです。

装備品(ヘルメット・ロック)の予算

安全に走るための装備も必要です。

  • ヘルメット: 最低でも1万円〜2万円(安全規格SGマーク付き推奨)
  • グローブ: 3,000円程度(軍手は滑るのでNG)
  • 盗難防止ロック: 3,000円〜5,000円(安いバイクでも盗まれます!)

ローン審査に不安がある・欲しいバイクが見つからないなら「トップラン」

トップラン

引用:トップラン

「20万円一括払いはちょっとキツイ……」 「近所のバイク屋を回ったけど、欲しい車種が置いていない」 「過去に支払いの遅れがあって、ローンの審査に通るか不安」

そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、埼玉県に拠点を置く中古車販売店「トップラン」です。実店舗は埼玉ですが、全国どこからでもオンラインで購入できます。

① 全国どこでもLINE完結!来店不要で購入可能

トップランの最大の特徴は、相談から購入手続き、さらに納車後のアフターサポートまで、すべてLINE上で完結できること。 「仕事が忙しくて店に行けない」「遠方に住んでいる」という方でも、スマホがあれば自宅にいながらバイク選びが可能です。

写真や動画で車両の状態を詳しく送ってくれるので、現車を見なくても安心して購入できます。

② 審査通過率95%!独自の柔軟なローン審査

「他社でローンを断られてしまった……」という方でも諦めないでください。 トップランは多くのローン会社と提携しており、審査通過率は驚異の95%。 

一般的なローン審査では「過去の信用情報」だけで判断されがちですが、トップランでは「現在の収入状況」や「これからの支払い計画」を重視して、一人ひとりに合ったプランを提案してくれます。自社ローンに近い柔軟な対応が強みです。

③ 在庫がなくても安心!オークション代行サービス

もし、Webサイトや在庫リストに欲しいバイクがなくても大丈夫です。 お客様の要望に合わせて、専門スタッフが全国の業者オークションから車両を買い付けるサービスを行っています。 「予算20万円で、黒色のアドレスV125を探して!」といったリクエストも可能です。

まずはLINEで「予算20万円でどんなバイクが買える?」と気軽に相談してみましょう。

20万円の中古バイクに関するよくある質問(FAQ)

最後に、購入を検討している方がよく抱く疑問にお答えします。

20万円のバイクはすぐに壊れませんか?

選び方とメンテナンス次第です。 絶対に壊れないとは言えませんが、本記事で紹介した「頑丈な車種」を選び、購入時にしっかり整備されていれば、すぐに壊れることは稀です。

逆に、どんなに高いバイクでもオイル交換をしなければすぐに壊れます。購入後のメンテナンス(特にオイル交換)を大切にしてください。

走行距離は何万キロまでなら大丈夫ですか?

距離よりも「管理状態」が重要です。 例えば、たった5,000kmしか走っていなくても、雨ざらしで5年間放置されていたバイクはボロボロです。

逆に30,000km走っていても、半年に一度オイル交換され、屋内で保管されていたバイクは壊れにくいです。「距離が少ない=良いバイク」とは限らないことを覚えておいてください。

車両価格が安いと諸費用が高くなるって本当?

一部の悪質な店舗ではそのようなケースがあります。 車両価格を「5万円」など極端に安く表示して客を引き寄せ、契約時に「整備費5万円」「登録手数料3万円」など高額な諸費用を上乗せする手口です。

必ず契約前に「乗り出し価格(総額)はいくらになりますか?」と確認し、見積書をもらうようにしましょう。

20万円で賢く中古バイクを手に入れよう

20万円という予算は、中古バイク選びにおいて「工夫次第で宝物が見つかる」絶妙なラインです。

  1. 車種を絞る: 原付や125cc、または250ccの不人気・過走行車を狙う。
  2. 状態を見る: エンジン音やタイヤなど、中身をチェックする。
  3. 店を選ぶ: 保証のある店や、信頼できる販売店(トップランなど)を利用する。

この3つのポイントさえ押さえれば、安くても長く乗れる最高の相棒は必ず見つかります。 まずは、GooBikeで相場を調べたり、トップランのLINE相談を利用したりして、最初の一歩を踏み出してみましょう!

あなたのバイクライフが素晴らしいものになることを応援しています。

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