「初めてのバイク選び、中古だとすぐに壊れないか心配…」 「通勤や街乗りで使うなら、どの125ccバイクが一番コスパが良いの?」 「維持費を安く抑えつつ、週末のツーリングも楽しみたい!」
これからバイクライフを始めようとしている方や、車のサブとしてセカンドバイクを検討している方にとって、「125ccクラス(原付二種)」はまさに理想的な選択肢です。しかし、中古市場には数え切れないほどの車両が出回っており、知識がないまま購入すると「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
この記事では、125cc中古バイクの絶対に失敗しない選び方や、用途別のおすすめモデルを徹底解説します。これを読めば、あなたにぴったりの一台が見つかり、賢くお得にバイクライフをスタートできるはずです。
125cc中古バイクの選び方とチェックポイント
中古バイクは同じ車種、同じ年式であっても、前のオーナーの扱い方によって状態は天と地ほどの差があります。ここでは、初心者でも判断できる「失敗しない選定基準」を解説します。
自分に合うスタイルを明確にする
まずは「何のために乗るか」をイメージすることから始めましょう。
もし「通勤・通学、買い物がメイン」であれば、スクータータイプがおすすめです。PCXやNMAXのようにシート下に収納スペース(メットイン)があれば、荷物や雨具やヘルメットを収納できます。オートマチック操作は渋滞時の疲労も最小限に抑えてくれます。
一方で「週末のツーリングや走る楽しさを重視したい」のであれば、MT(マニュアル)のネイキッドやスポーツタイプが良いでしょう。ギアを自分で操作する感覚はバイクならではの醍醐味ですし、車体剛性が高く設計されているため、長距離を走っても疲れにくい傾向にあります。
また、「自分好みに改造したい、ファッションとして乗りたい」という方には、モンキーやグロムといったミニバイクやレトロ系がおすすめです。パーツが豊富で、プラモデル感覚でカスタムを楽しむことができます。
これだけは見るべき!選定基準5つ
バイクを選ぶ時は、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。
走行距離の捉え方
一般的に「走行距離が少ない=良いバイク」と思われがちですが、少し注意が必要です。例えば、10年前のバイクで走行距離が1,000kmしかない場合、長期間乗られずに放置されていた可能性が高いです。放置車はガソリンタンクの中が錆びていたり、ゴム部品が劣化していたりすることがあります。
逆に、30,000km走っていても、定期的にメンテナンスされながら毎日通勤で使われていたバイクの方が調子が良いことも多々あります。目安として10,000km〜20,000kmあたりの車両は、価格がこなれてきており、かつ大きなトラブルも出にくい「狙い目ゾーン」と言えます。
年式による装備の違い
同じ車種名でも、モデルチェンジによって性能が大きく異なります。特に近年は「ABS(アンチロックブレーキシステム)の有無」や「ヘッドライトのLED化」が大きな分かれ目です。
予算が許すなら、安全装備が充実した後期モデルを選ぶのが無難です。
車体の状態(外装・サビ・キズ)
立ちゴケ程度の小さな傷なら走行に支障はありませんが、カウルが大きく割れていたり、ハンドルの動きを制限するストッパー部分が凹んでいるものは、大きな事故歴がある可能性があります。
また、フロントフォーク(前輪のサスペンション)の可動部に点サビがないか必ず確認してください。ここにサビがあると、オイル漏れの原因となり、修理費が高額になります。
修復歴車は避ける
「修復歴あり」と記載されている車両は、フレーム(骨格)に関わる修正をしたバイクです。プロでも完全に元通りの走行性能に戻すのが難しい場合があるため、バイクの挙動が不安定になるリスクがあります。
初心者のうちは、「修復歴なし」の車両を選ぶことを強く推奨します。
実車確認・試乗のポイント
販売店で見せてもらう際は、可能ならエンジンをかけさせてもらいましょう。セルボタンを押して「キュル、ボン!」と一発でエンジンがかかるか、アイドリングの回転数が安定しているかを確認します。
また、エンジンから「カチカチ」「ゴーゴー」といった金属音がしないかも重要なチェックポイントです。
【通勤・街乗り最強】おすすめ125cc中古スクーター
ここからは、具体的なおすすめモデルを紹介します。まずは実用性No.1のスクーターです。
ホンダ PCX125
街で見かけない日はないほどの人気モデルですが、それには理由があります。PCX125の特徴のひとつが、フロント14インチの大径ホイールによる安定感の高い走行性能です。一般的な小径ホイールのスクーターに比べ、路面の段差や荒れた舗装でも挙動が穏やかで、通勤・街乗りでの安心感が高いのが魅力です。
また、ホンダが誇るeSPエンジンは静粛性と低振動に優れており、ストップ&ゴーの多い市街地でも快適に走行できます。扱いやすさと快適性のバランスが良く、125ccスクーターの定番モデルとして長年支持され続けている理由がここにあります。
【中古選びのポイント】予算を抑えるなら、ヘッドライトがLED化された2代目(JF56型)がコストパフォーマンスに優れています。さらに予算に余裕があれば、フレームが刷新され、スマートキーの使い勝手が向上した3代目(JF81型)以降を選ぶと、より長く満足して乗れるでしょう。
ヤマハ NMAX125
PCXの独走を止めるべくヤマハが投入した世界戦略車です。PCXが「快適なセダン」だとしたら、NMAXは「スポーティなクーペ」のような性格を持っています。
最大の特徴はエンジンに搭載された「VVA(可変バルブ機構)」です。これにより、街中での力強い加速と、バイパスなどでの高速域の伸びを両立させています。
ヤマハ アクシストリート / ホンダ リード125
「PCXほど大きくなくていい」「もっと気楽に乗りたい」という方には、小柄なスクーターが適しています。
ヤマハ アクシストリートは、非常にコンパクトで軽量なため、狭い駐輪場でも出し入れが楽です。設計は少し古いですが、その分中古相場は安く、10万円台前半で見つかることも多いため「とにかく安く移動手段を確保したい」という方に最適です。
ホンダ リード125は「収納の王様」と呼ばれています。シート下のスペースが非常に広く、買い物袋や仕事道具をたっぷり詰め込めるため、実用性を最優先するならPCX以上に頼れる相棒になるでしょう。
【遊び・カスタム】趣味におすすめの125ccマニュアル車
「バイクを操る楽しさ」を求めるなら、自分でギアを変えるMT(マニュアル)車がおすすめです。
ホンダ グロム(GROM)
12インチの小径タイヤに、筋肉質なボディを載せた「遊べるバイク」の代表格です。車体が非常に軽くコンパクトなので、自転車感覚で気軽に乗ることができます。 燃費性能も驚異的で、ツーリングではリッター60kmを超えることもあります。
カスタムパーツが無限と言っていいほど販売されており、マフラーを変えたり外装を変えたりして、自分だけの1台を作り上げる楽しみがあります。
【中古選びのポイント】 初期型(丸目ライト)は相場が安いですが、4速ミッションです。長距離ツーリングを考えるなら、5速ミッションになった現行に近いモデル(JC92型)の方が快適ですが、価格は高めです。
【個性派・ツーリング】リセールバリューも高いカブ・レトロ系
中古価格が落ちにくく、所有する喜びを感じられるモデルです。
ホンダ モンキー125
50cc時代の愛らしいデザインをそのまま大きくし、現代の125ccエンジンを搭載したモデルです。特筆すべきは、そのふかふかのシート。座り心地が非常に良く、トコトコと景色を楽しみながら走るのに最適です。
中古市場でも非常に人気が高く、新車に近い価格で取引されることもあります。一人乗り専用設計なので、タンデム(二人乗り)をする予定がない方におすすめです。
ホンダ CT125 ハンターカブ
スーパーカブをオフロード仕様に仕立てたような、タフなデザインが魅力です。大型のリアキャリアを標準装備しており、キャンプ道具を満載にして出かけることができます。
また、吸気口が高い位置にあるため、多少の水たまりや悪路も走破できる実力を持っています。
【中古事情】 現在も超人気車種であり、時期・状態によっては新車並みの価格がついているケースも見受けられます。中古で探す際は、新車の納期と価格を天秤にかけて慎重に判断する必要があります。「安ければラッキー」という車種ではなく、むしろ安い個体には事故歴などの理由がある場合が多いため注意が必要です。
125cc中古バイクの価格相場
中古バイクの価格は「年式」「走行距離」「人気度」で決まります。2024年〜2025年時点での大まかな車両本体価格の相場観は以下の通りです。
- スクーター(アドレス、アクシス等): 8万円〜15万円程度。とにかく安く乗りたいならこの層が狙い目です。
- プレミアムスクーター(PCX、NMAX): 20万円〜35万円程度。状態の良い車両を狙うなら、25万円前後の予算を見ておくと選択肢が広がります。
- ミニ/スポーツ(グロム、Z125PRO): 25万円〜35万円程度。カスタムパーツがついている車両はお得感があります。
- カブ・レトロ系(モンキー、ハンターカブ): 35万円〜45万円程度。新車と変わらない価格帯が多いですが、即納できるメリットがあります。
125cc中古バイク購入の流れ
欲しいバイクが決まったら、実際に購入するステップに進みます。
Step 1: 予算は「乗り出し価格」で考える
ネットで表示されている「車両価格」だけで予算を組んではいけません。実際には、整備費用、登録代行手数料、自賠責保険料などが加算された「乗り出し価格」が必要になります。
一般的に、最低でも車両価格プラス3〜5万円程度をみておきましょう。また、ヘルメットやグローブ、盗難防止ロックの購入費用なども必要になります。
Step 2: 「どこで買うか」が運命を分ける
中古バイクの購入先には、大きく分けて「販売店」と「個人売買(オークション・フリマアプリ)」の2つがあります。
結論から言うと、初心者は絶対に「販売店」で購入してください。 個人売買は確かに安いですが、整備がされていない現状渡しの車両がほとんどです。「買ってすぐにエンジンがかからなくなった」「ブレーキが効かない」といったトラブルが起きても、すべて自己責任となります。
一方、評判の良いバイク販売店で購入すれば、納車前にしっかり整備をしてくれますし、購入後のオイル交換やトラブル相談にも乗ってくれます。最初の1台は「安心」をお金で買うつもりでショップを選びましょう。
Step 3: 納車後の準備
契約を済ませたら、納車日までに任意保険の手配をします。また、PCXやハンターカブなどの人気車種は盗難リスクが高いため、頑丈なロックを準備し、必要であれば盗難保険への加入も検討してください。
125ccの中古バイクでよくある質問(FAQ)
125ccバイクの寿命はどれくらいですか?
メンテナンス次第ですが、現代の4ストロークエンジンは非常に丈夫です。定期的なオイル交換を適切に行っていれば、5万キロ〜10万キロは十分に走ります。
中古車で走行距離が3万キロ程度であっても、しっかり整備記録が残っている車両であれば、まだまだ現役で活躍してくれます。
新車と中古、結局どっちが良いのでしょうか?
予算と納期によります。中古のメリットは「即納車可能」なことと、「傷を気にせずガシガシ使える」点です。一方、新車は「メーカー保証(2年)」があり、すべてが新品で気持ちが良いですが、人気車種は納車まで数ヶ月待つこともあります。
最近は中古相場が高騰しているため、車種によっては新車との価格差が小さいこともあります。「すぐに乗りたいなら中古」「長く安心して乗りたいなら新車」という基準で選ぶのも一つの手です。
高速道路は乗れますか?
残念ながら乗れません。125cc(原付二種)は、高速道路および自動車専用道路の走行が法律で禁止されています。
しかし、最近はバイパスなど、信号が少なく快走できる無料の一般道も増えているため、下道ツーリングでも十分に遠出を楽しむことができます。
125ccの中古バイクを失敗せずに買いたいなら、トップランがおすすめ

引用:トップラン
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125cc中古バイクは、維持費の安さや扱いやすさ、そして走る楽しさのバランスに優れた、とても魅力的な選択肢です。通勤や通学、日々の買い物といった実用的な使い方はもちろん、週末のちょっとしたツーリングや趣味としてのバイクライフまで、幅広いシーンで活躍してくれます。
中古バイクというと不安を感じる方も多いかもしれませんが、用途に合った車種を選び、走行距離や年式、車両の状態をしっかり確認し、信頼できる販売店から購入すれば、過度に心配する必要はありません。
スクーターで気軽に移動を楽しむのも良いですし、マニュアル車でバイクを操る楽しさを味わうのも魅力的です。自分のライフスタイルや予算、乗りたいシーンを思い浮かべながら選ぶことで、きっと「これにして良かった」と思える一台に出会えるはずです。
バイクは移動手段であると同時に、日常に少しのワクワクや自由な時間を与えてくれる存在でもあります。ぜひこの記事を参考にしながら、自分にぴったりの125cc中古バイクを見つけて、無理のないペースで、長く楽しめるバイクライフをスタートしてみてください。
