家族が増えたり、子どもの成長に伴って「そろそろファミリーカーが必要かな」と考え始める方は多いでしょう。でも、新車は予算的に厳しい。そんなとき選択肢に上がるのが中古車です。
中古のファミリーカーなら、新車の半額以下で購入できることも珍しくありません。浮いた予算を子どもの教育費や家族旅行に回せるのは大きな魅力です。しかし「中古車選びで失敗したくない」「ローン審査に通るか不安」という悩みを抱えている方も少なくないはずです。
この記事では、家族構成に合わせた中古ファミリーカーの選び方や、購入時のチェックポイントを紹介します。さらに、審査に不安がある方でも利用できる自社ローンの活用法まで、徹底的に解説します。賢く中古ファミリーカーを手に入れて、家族との楽しいカーライフをスタートさせましょう。
家族構成別に厳選!中古ファミリーカーのおすすめ車種3選
ファミリーカー選びで最も重要なのは、自分の家族構成やライフスタイルに合った車種を選ぶことです。家族の人数、子どもの年齢、使用頻度によって最適な車は大きく変わります。ここでは3つのタイプに分けて、それぞれおすすめの車種をご紹介します。
街乗りメインなら「コンパクトカー・ステーションワゴン」
主に街中での買い物や保育園・幼稚園の送り迎えがメインという家庭には、コンパクトカーやステーションワゴンがおすすめです。小回りが利いて運転しやすく、駐車も楽々。燃費も良好で、日々の維持費を抑えられます。
トヨタのシエンタ、ホンダのフリード、日産のノートなどが人気です。特にシエンタとフリードはコンパクトサイズながら3列シートを備えており、必要に応じて大人数での移動にも対応できます。価格帯は80万円から150万円程度と手頃で、初めて車を購入する方にも手が届きやすい範囲です。
コンパクトカーの最大のメリットは経済性です。燃費が良く、税金や保険料も比較的安いため、トータルの維持費を大幅に抑えられます。また、取り回しの良さから、運転が苦手な方でも安心して運転できるのも大きな利点です。
一方で、長距離ドライブや大量の荷物を積む場面では、ミニバンやSUVに比べると不便を感じることがあります。年に数回の旅行程度であれば問題ありませんが、頻繁に遠出をする家庭にはやや物足りないかもしれません。自分の家族の使い方をしっかりイメージしてから選ぶことが大切です。
小さな子どもがいるなら「スライドドアのミニバン」
小さなお子さんがいる家庭には、スライドドアを搭載したミニバンが圧倒的におすすめです。スライドドアの最大のメリットは、狭い駐車場でもドアを全開にできることです。隣の車にぶつける心配がなく、チャイルドシートへの乗せ降ろしもスムーズに行えます。
特に人気が高いのは、トヨタのノア・ヴォクシー、日産セレナ、ホンダステップワゴンです。これらの車種は中古車市場でも流通量が多く、比較的手頃な価格で購入できます。2015年式以降のモデルであれば、100万円台から良質な車両が見つかるでしょう。
室内空間の広さも魅力で、3列シートなら祖父母と一緒に出かけることも可能です。ベビーカーや買い物した荷物もたっぷり積めるので、週末のショッピングも快適です。また、最近のミニバンは燃費性能も向上しており、ハイブリッドモデルなら維持費も抑えられます。
注意点としては、車体が大きいため運転に慣れるまで時間がかかることがあります。購入前に試乗して、運転のしやすさを確認しておくことをおすすめします。また、立体駐車場の高さ制限に引っかかる場合もあるので、普段利用する駐車場の寸法も事前にチェックしておきましょう。
アクティブな家庭には「走行安定性が高いSUV」
キャンプやスキーなど、アウトドアレジャーを楽しむ家族にはSUVが最適です。雪道や山道でも安心して走行できます。車高が高いため視界が良好で、長距離ドライブでも疲れにくいのも魅力です。
人気車種としては、トヨタのハリアーやRAV4、日産のエクストレイル、マツダのCX-5などが挙げられます。特にハリアーは高級感があり、街乗りでもカッコよく決まるため、ファミリー層からの支持が厚い車種です。中古車なら2016年式前後のモデルが150万円から200万円程度で購入できます。
SUVの魅力は積載能力の高さにもあります。ルーフキャリアを装着すれば、さらに荷物を積むことができ、スキー板やサーフボードなども楽々運べます。また、SUVは一般的にリセールバリューが高く、将来的に売却する際も高値がつきやすいというメリットもあります。
ただし、SUVはミニバンに比べると室内空間がやや狭く、3列目シートは緊急用程度と考えた方がいいでしょう。5人家族までであれば問題ありませんが、それ以上の人数で頻繁に乗る場合はミニバンの方が適しています。また、燃費はミニバンよりもやや劣る傾向にあるので、ランニングコストも考慮して選びましょう。
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中古ファミリーカーの購入で必ず確認すべき3つのポイント
中古車選びで失敗しないためには、車両の状態をしっかりチェックすることが欠かせません。特にファミリーカーは家族の安全を守る大切な存在ですから、妥協は禁物です。ここでは、購入前に必ず確認すべき3つの重要ポイントを解説します。
修復歴の有無
修復歴とは、車の骨格部分(フレーム)を修理・交換した履歴のことを指します。骨格部分にダメージを受けた車は、たとえ修理しても本来の強度や安全性が損なわれている可能性があるため、避けるのが無難です。
修復歴がある車は価格が安く設定されていることが多いため、一見お得に見えます。しかし、走行中の異音やハンドルの違和感、最悪の場合は事故時の安全性に問題が生じることもあります。家族の命を預ける車ですから、修復歴のない車両を選ぶことを強くおすすめします。
販売店では修復歴の有無を明示することが義務付けられていますが、念のため販売員に直接確認しましょう。また、第三者機関による車両状態評価書があれば、より安心です。
修復歴と混同しやすいのが「修理歴」です。修理歴はバンパーやドアなど骨格以外の部品を修理した履歴で、これは大きな問題にはなりません。販売店で確認する際は「修復歴」があるかどうかを明確に聞くようにしましょう。
走行距離と年式
中古車選びにおいて、走行距離と年式のバランスは非常に重要です。一般的に、年間走行距離の目安は1年で1万キロとされており、5年落ちなら5万キロ程度が標準的な走行距離となります。これを大きく超えている車両は、消耗が激しい可能性があります。
ただし、走行距離が少なすぎるのも要注意です。長期間動かされていなかった車は、オイルやゴム部品の劣化、バッテリーの弱りなど、さまざまなトラブルを抱えていることがあります。理想的なのは、年式相応の走行距離で、定期的にメンテナンスされてきた車両です。
年式については、できれば5年落ち以内のモデルを選ぶことをおすすめします。それ以降になると部品の劣化が進み、修理費用がかさむ可能性が高まります。また、古いモデルは安全装備が充実していないこともあるため、特に小さな子どもを乗せる場合は注意が必要です。
走行距離が多くても、高速道路での使用がメインだった車は、市街地走行がメインの車より状態が良いことがあります。エンジンへの負担が少なく、ストップ&ゴーが少ないためです。販売員に前オーナーの使用状況を確認してみるのも良いでしょう。
整備記録
整備記録簿は、その車がどのようなメンテナンスを受けてきたかを示す重要な資料です。定期点検の履歴、交換した部品、修理内容などが記載されており、車の健康診断書のようなものです。この記録簿がしっかり残っている車は、前オーナーが丁寧に扱っていた証拠と言えます。
特に確認したいのは、エンジンオイル交換の頻度です。オイル交換は車のメンテナンスの基本中の基本で、これが定期的に行われていない車はエンジンにダメージを受けている可能性があります。理想的には5,000キロごと、または半年ごとに交換されているのが望ましいです。
また、タイミングベルトの交換履歴も重要なチェックポイントです。タイミングベルトは10万キロ前後で交換が必要な重要部品で、これが切れるとエンジンが大きなダメージを受けます。走行距離が10万キロを超えている車両であれば、交換済みかどうかを必ず確認しましょう。
中古車購入で車両価格以外にかかる諸費用は?
中古車を購入する際、車両本体価格だけに注目してしまいがちですが、実際にはさまざまな諸費用がかかります。これらを把握しておかないと、予算オーバーで困ることになりかねません。ここでは主な諸費用について詳しく解説します。
法定費用(税金・保険)
まず、法律で定められた必須の費用があります。これらは必ず支払わなければならない費用です。
| 費用項目 | 金額の目安 | 詳細 |
| 自動車税(種別割) | 30,500円〜58,000円/年 | 毎年4月1日時点での車の所有者に課される税金。購入時は月割で支払い。排気量によって金額が変動(1,500cc以下:30,500円、2,000cc以下:36,000円、2,500cc以下:43,500円など) |
| 自動車重量税 | 8,200円〜24,600円/年 | 車検時に支払う税金。車両重量によって金額が決まる(1トン以下:8,200円/年、1.5トン以下:12,300円/年、2トン以下:16,400円/年)。購入時は次回車検までの期間分を支払う |
| 自賠責保険料 | 約20,000円(24ヶ月) | 法律で加入が義務付けられている対人事故補償の保険。24ヶ月契約で普通車なら20,000円前後。軽自動車はやや安い |
| リサイクル料金 | 10,000円〜18,000円 | 将来の廃車時のリサイクル費用の前払い。車種によって異なる。前オーナーが既に支払っている場合は、その分を引き継ぐ |
これらの法定費用だけで、合計5万円から10万円程度かかることを覚えておきましょう。
販売店に支払う手数料
次に、販売店に支払う各種手数料があります。これらは販売店によって金額が異なるため、見積もり時に必ず確認しましょう。
| 費用項目 | 金額の目安 | 詳細 |
| 登録代行費用 | 30,000円〜50,000円 | 車の名義変更手続きを代行してもらう費用。自分で陸運局に行けば数千円で済むが、平日に時間を取る必要があり手続きも複雑 |
| 車庫証明取得費用 | 2,500円〜20,000円 | 車庫証明書を取得するための費用。自分で手続きすれば印紙代の2,500円程度。販売店に代行依頼すると10,000円〜20,000円 |
| 納車費用 | 10,000円〜50,000円 | 販売店から自宅まで車を運ぶ費用。距離に応じて変動。自分で取りに行けば不要だが、遠方の場合は交通費とのバランスを考慮 |
| 検査・整備費用 | 20,000円〜50,000円 | 納車前の点検・整備にかかる費用。販売店によって含まれている場合と別途請求される場合がある |
これらの手数料は合計で6万円から15万円程度になることが一般的です。
その他の諸費用
さらに、状況によって発生する費用もあります。
| 費用項目 | 金額の目安 | 詳細 |
| 車検整備費用 | 50,000円〜100,000円 | 車検が残り少ない、または切れている車両の場合に必要。車検取得費用や整備費用が加算される |
| クリーニング費用 | 10,000円〜30,000円 | 内装のクリーニング費用。多くの販売店では価格に含まれているが、別途請求される場合もある |
| 消費税 | 車両本体価格の10% | 車両本体価格にかかる消費税。100万円の車なら10万円 |
諸費用の総額目安
これらすべてを合計すると、車両本体価格の10%から20%程度が諸費用として必要になります。
具体例:
- 車両本体価格100万円の場合 → 総額110万円〜120万円
- 車両本体価格150万円の場合 → 総額165万円〜180万円
- 車両本体価格200万円の場合 → 総額220万円〜240万円
購入後のランニングコストも忘れずに
購入時の諸費用に加えて、納車後には以下のランニングコストも発生します。
- 任意保険料: 年間30,000円〜150,000円(年齢・等級・車種による)
- ガソリン代: 月間10,000円〜20,000円(走行距離による)
- 駐車場代: 月間5,000円〜30,000円(地域による)
- メンテナンス費用: 年間30,000円〜100,000円(オイル交換、タイヤ交換など)
特に任意保険は、購入前に保険会社に見積もりを取っておくことを強くおすすめします。車種や年齢によって保険料が大きく変わるため、予想以上に高額になることもあります。
審査が不安なら自社ローンがおすすめ
中古車を購入したいけれど、一括で支払うのは難しい。そんなとき頼りになるのがカーローンです。しかし、過去に支払いの遅延があったり、転職したばかりだったりすると、銀行や信販会社のローン審査に通らないことがあります。そんな方におすすめなのが「自社ローン」です。
自社ローンとは、販売店が独自に提供する分割払いシステムのことです。一般的なカーローンは銀行や信販会社が審査を行いますが、自社ローンは販売店自身が審査するため、信用情報に傷がある方でも利用できる可能性が高いのが特徴です。
自社ローンのメリット・デメリット
自社ローンにはメリットとデメリットがあります。利用を検討する際は、両面をしっかり理解した上で判断することが重要です。
自社ローンのメリット
最大のメリットは、審査基準が柔軟であることです。銀行や信販会社のローン審査に落ちた方でも、自社ローンなら通過できる可能性があります。特に過去に金融事故があった方や、転職したばかりで勤続年数が短い方にとっては、車を手に入れる貴重な選択肢となります。
審査スピードが速いのも大きな利点です。銀行ローンでは審査に数日から1週間程度かかることが一般的ですが、自社ローンなら即日から数日で結果が出ることが多いです。急いで車が必要な場合や、良い中古車を見つけて早く押さえたいときには非常に便利です。
自社ローンのデメリット
一方でデメリットもあります。まず、車両価格が通常より高めに設定されることがあります。販売店が貸し倒れリスクを負うため、その分が価格に上乗せされます。同じ車種でも、現金一括払いや銀行ローン利用時と比べて総支払額が高くなる可能性があることは理解しておきましょう。
また、車の所有権が完済まで販売店に残る「所有権留保」という仕組みが取られることも一般的です。返済が完了するまでは車検証上の所有者が販売店名義となり、勝手に売却したり廃車にしたりすることができません。万が一返済が滞った場合は、車を引き上げられるリスクもあります。
また、自社ローンを提供している販売店は限られています。すべての中古車販売店が自社ローンを扱っているわけではないため、選べる車種や販売店が限定されることがあります。希望する車種が自社ローン対応店舗にない場合、妥協が必要になることもあるでしょう。
自社ローンで失敗しない販売店の選び方
自社ローンを利用する際、販売店選びは非常に重要です。残念ながら、すべての販売店が信頼できるわけではありません。トラブルを避け、安心して車を購入するためのポイントを押さえておきましょう。
実績と評判を確認する
まず確認すべきは、販売店の実績と評判です。創業年数が長く、地域で長年営業している販売店は信頼性が高い傾向にあります。インターネットの口コミや評価サイトもチェックして、実際に利用した人の声を参考にしましょう。
ただし、極端に良い評価ばかり、または悪い評価ばかりの場合は、情報の信憑性を疑う必要があります。バランスの取れた評価があり、具体的な体験談が書かれている口コミを重視しましょう。
契約内容の透明性を重視する
契約内容の透明性も重要なポイントです。総支払額、月々の返済額、返済期間、手数料などがすべて明確に提示され、書面で確認できる販売店を選びましょう。
口頭での説明だけで契約を急がせたり、詳細な説明を避けたりする販売店は要注意です。「細かいことは後で」「とりあえず契約書にサインを」といった言葉が出る販売店は避けた方が無難です。
見積書は必ず書面でもらい、分からない項目があれば納得できるまで質問しましょう。優良な販売店であれば、顧客が理解できるまで丁寧に説明してくれるはずです。
アフターサービスの充実度を確認する
アフターサービスの充実度も見逃せません。購入後の保証内容、故障時の対応、定期点検の有無などを事前に確認しましょう。
特に中古車は予期せぬトラブルが起こりやすいため、購入後もしっかりサポートしてくれる販売店を選ぶことが大切です。保証期間の長さ、保証対象となる部品の範囲、修理時の対応スピードなどを具体的に聞いてみましょう。
中古ファミリーカーを購入するなら審査通過率95%のトップラン
自社ローンでの中古車購入を検討しているなら、埼玉県に実店舗を構える「トップラン」がおすすめです。トップランは、ローン審査に不安がある方でも安心して利用できる柔軟な対応と、全国どこからでも購入できる便利なシステムが魅力の販売店です。
審査通過率95%の高い実績
トップランの最大の特徴は、驚異の審査通過率95%という実績です。トップランでは、複数のローン会社の中から、お客様の状況に最も適したローン会社を提案してもらえます。
また、過去の信用情報だけで判断するのではなく、現在の収入状況や支払い計画を丁寧にヒアリングした上で、顧客一人ひとりの事情に応じた対応を重視しています。そのため、他社で審査に落ちてしまった方でも、トップランを通じて多数の方が審査に通過し、無事に車を購入されています。
全国対応・LINE完結
トップランの実店舗は埼玉県にありますが、購入は全国どこからでも可能です。その秘密は、すべての手続きがLINEで完結できるシステムにあります。現代の忙しいファミリー世帯にとって、これは非常に大きなメリットです。
購入相談から車両の選定、審査の申込み、契約手続き、さらには購入後のアフターサポートに至るまで、すべてLINE上で対応可能です。店舗に何度も足を運ぶ必要がないため、仕事や育児で忙しい方でも、スキマ時間を使って車の購入手続きを進められます。
在庫がなくてもオークションから買い付け
トップランのもう一つの大きな魅力は、在庫にない車でも希望に応じてオークションから買い付けてくれる点です。中古車を探していると「この車種のこの年式、この色が欲しい」と具体的な希望があっても、なかなか条件に合う車が見つからないことがあります。
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中古のファミリーカーは家族構成やライフスタイルに合わせて選ぼう
中古ファミリーカーは、家族構成やライフスタイルに合わせて慎重に選ぶことが大切です。小さな子どもがいるならスライドドア付きのミニバン、アウトドアが好きならSUV、街乗りメインならコンパクトカーがおすすめです。
購入時には修復歴の有無、走行距離と年式、整備記録の3つを必ず確認しましょう。また、車両本体価格以外にも税金や保険料など、さまざまな諸費用がかかります。総額で予算を立てることが失敗しないコツです。
家族みんなが快適に過ごせるファミリーカーを手に入れて、楽しいカーライフをスタートさせましょう。この記事が、あなたの中古車選びの参考になれば幸いです。

