中古車を購入するとき、誰もが持つ不安が「買ってすぐに価値が下がってしまうのではないか」という点です。特にローンを組む場合、車を売却する際の残債が残り、大きな損をしてしまうリスクもあります。
実は、中古車市場には「値落ちしにくい車」と「値落ちしやすい車」を見分ける鉄則の基準が存在します。この記事では、その基本原則から、具体的にどの車種を選べば良いのかを解説します。
さらには「ローン審査に不安がある方」でも賢く車を手に入れる方法まで、ご紹介します。この記事を最後まで読めば、あなたは自信を持って「資産価値を保てる中古車」を選べるようになります。
中古車が値落ちする基本原則を知ろう
車は消耗品であり、市場原理に従い必ず価値が下がります。しかし、その「下がり幅」をコントロールする基本原則を知れば、損失を最小限に抑えられます。
中古車の価格は需要と供給のバランスで決まります。新しいモデルが発売されれば旧モデルの価値は下がり、人気車種は高値を維持し続けます。この市場原理を理解し、値落ちの「節目」を知ることが、賢い中古車選びの第一歩です。
中古車の「価格崩壊」はいつ起きる?ベストな売却タイミング
中古車市場には、価格が大きく下落する「節目」が存在します。理由は、車検のタイミングや一般的な買い替えサイクルと連動しているためです。例えば、新車登録から3年目は初回車検のタイミングであり、多くのユーザーが乗り換えを検討するため中古車の供給が増加し、価格が下がりやすくなります。
価格崩壊が起きやすいタイミング
- 3年目・5年目・7年目:車検のタイミングで供給増
- 走行距離3万km・5万km・10万km:心理的な境界線で需要が変化
- モデルチェンジ直後:旧型の価値が一気に下落
特に注意すべきは、自動車ローンの残債と売却価格のバランスです。5年ローンを組んだ場合、3年目で売却しようとすると残債が多く残っている一方、車の価値は大きく下がっているため、売却額だけでは完済できない「オーバーローン状態」に陥るリスクがあります。
値落ちを左右する「たった2つの基準」とは?
リセールバリュー(再販価値)を決定する最大の要因は、年式と走行距離です。理由は、これらが車のコンディションを示す最もわかりやすい指標だからです。
中古車情報サイトのデータによれば、同じ車種でも5年落ち・5万km以内の車は新車価格の40〜60%程度を維持していますが、7年落ち・10万km超になると20〜30%程度まで下落します。つまり、この境界線を意識することで、購入時も売却時も有利な取引が可能になります。
また、「需要と供給のバランス」という市場原理も重要です。例えば、人気のSUVや軽自動車は供給が少なく需要が高いため、年式が古くても高値を維持します。逆に、不人気車種はいくら状態が良くても買い手が少ないため、急速に値落ちします。
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値落ちしにくい中古車ランキング
車種選びは中古車購入の最重要ポイントです。理由は、同じ予算でも車種によって3年後の資産価値が2倍以上変わることがあるからです。ここでは、実際のデータに基づいた「値落ちしにくい車種」の選び方を解説します。
リセールバリューが高い「国産車・輸入車」
海外需要が高いトヨタ車(特にランドクルーザーやハイエース)や、国内で供給が追いつかない軽自動車(ジムニーなど)のリセールバリューが高くなっています。
| ランク | 車種名 | カテゴリー | 値落ちしにくい理由 |
| 1位 | トヨタ ランドクルーザー | SUV | 海外需要が極めて高く、耐久性抜群で新車時より高値で取引されることも |
| 2位 | スズキ ジムニー | 軽SUV | 供給不足で常に品薄、オフロード性能が唯一無二 |
| 3位 | トヨタ ハイエース | 商用バン | 海外での実用性が高く、業務用需要も旺盛 |
| 4位 | トヨタ アルファード | ミニバン | 高級ミニバンの代表格、法人需要も安定 |
| 5位 | ホンダ N-BOX | 軽自動車 | 国内販売台数トップクラス、実用性と燃費の良さ |
これらの車種に共通するのは、耐久性の高さ、モデルチェンジの頻度が低い、海外市場での需要があるという3つの特徴です。
例えば、トヨタ車は「壊れにくい」という評判が世界的に定着しており、特に途上国では高年式・多走行でも高値で取引されます。また、ジムニーはフルモデルチェンジが約20年に1度という希少性から、中古車でもプレミア価格がつくことがあります。
誰もが選びがちなのに「値落ちしやすい車」の共通点
値落ちしやすい車には明確なパターンがあります。例えば、2〜3年ごとにマイナーチェンジを繰り返す車種は、常に「最新型」が登場するため旧型の価値が急落します。また、派手なカスタムが施された車や限定的な流行で人気になった車は、ブームが去ると需要が激減します。
値落ちしやすい車の例
- 頻繁にモデルチェンジする輸入セダン
ドイツ車の一部モデルは3年で大幅改良され、旧型の価値が半減 - 燃費が悪い大排気量車
ガソリン価格高騰の影響で敬遠され、維持費の高さから買い手が限定的 - 特殊なカラーリングやエアロパーツ
元のオーナーの趣味が強すぎると、次の買い手を見つけにくい
もしあなたが「デザインが気に入ったから」という理由だけで選ぼうとしているなら、一度立ち止まって将来の売却を想定してみてください。
賢く買って「売却時も高額」にするためのチェックリスト
同じ車種でも、選び方次第で売却時の査定額に数十万円の差が生まれます。ここでは、購入段階から意識すべき「高額査定につながる要素」を具体的に解説します。
白・黒以外の色は不利?需要の高い「純正色」の重要性
ボディカラーは査定額に10〜30万円の差を生むことがあります。理由は、次の買い手を見つけやすい色ほど、業者が積極的に買い取るためです。
一般的に高値がつく色はホワイト、ブラック、シルバーの3色です。これらは汚れが目立ちにくく、幅広い層に受け入れられます。逆に、ビビッドな赤や黄色、パステルカラーなどは好みが分かれるため、査定額が下がる傾向にあります。
ただし例外もあります。例えば、スポーツカーのメーカー専用色(フェラーリレッドなど)や、限定モデルの特別色は、むしろ希少価値が評価され高値になることがあります。
また、以下のオプションがついていると、査定額アップにつながります。
査定額アップにつながるオプション
- カーナビゲーション(純正品が特に有利)
- バックカメラ・ドライブレコーダー
- 衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備
- 本革シート
- サンルーフ
これらは、次のオーナーが「あると嬉しい」と感じる装備であり、査定でプラス評価されやすい要素です。
修復歴車・事故車はなぜダメ?ローン審査にも影響する?
まず、修復歴車と事故車の違いを明確にしましょう。修復歴車とは、車の骨格部分(フレームやピラーなど)に損傷があり、修理・交換された車を指します。一方、事故車はバンパーやドアなど骨格以外の損傷で、修復歴には該当しません。
修復歴車が敬遠される理由は、構造的な安全性に疑問が残るためです。また、金融機関がローンの担保として車を評価する際、修復歴車は担保価値が著しく低いと判断され、融資額が減額されたり、審査自体が通りにくくなることがあります。
一般社団法人日本自動車査定協会の基準では、修復歴車は査定額が20〜40%減額されるのが標準です。将来的な売却を考えるなら、購入時に修復歴の有無を必ず確認し、できる限り避けるべきです。
購入後の「値落ちを防ぐ」メンテナンス方法
車は購入後の手入れ次第で「状態の良い車」として長く価値を保つことができます。さらに、将来的に乗り換えを検討する際にも、日頃からのメンテナンスが査定額に大きく影響します。ここでは、特に効果の大きいメンテナンス方法を分かりやすく解説します。
定期的なオイル交換と日常点検
エンジンオイルは車の血液とも呼ばれるほど重要な役割を果たしています。オイルが劣化すると燃費の悪化やエンジン内部の損耗につながり、車の寿命を縮めるだけでなく、故障リスクも高まります。
中古車は前オーナーの使用状況が分からない場合もあるため、購入後早めのオイル交換がおすすめです。以降は「5,000kmまたは半年ごと」を目安に交換すれば、エンジンの状態を良好に保てます。
また、タイヤ空気圧、バッテリー、ライト類の点灯、クーラントの量など、簡単な日常点検を習慣にしておくと、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、修理コストの増加も抑えられます。
ボディコーティングと洗車
車の外観は査定時の印象を大きく左右するため、ボディケアは値落ち防止に効果的です。特に中古車の場合は新車に比べて塗装が劣化しやすいため、ガラス系コーティングを施工すると、紫外線や砂埃、小傷からしっかり守ることができます。
洗車は月1回を目安に行い、特に冬場の凍結防止剤の影響を受けやすい地域では、こまめな洗車が効果的です。また、鳥のフンや樹液などは放置すると塗装を侵すため、見つけ次第すぐに除去する習慣をつけましょう。
整備記録簿の保存
中古車の査定では、整備記録簿(メンテナンスノート)が揃っているかも大きな評価ポイントになります。オイル交換や部品交換を実施した際の記録が残っていれば、
- 丁寧に乗られていた車である
- メンテナンスの履歴が明確で安心して乗れる
という印象を与え、査定士の評価が高くなります。
ディーラーや整備工場で作成してもらえる記録はもちろん、レシートや交換日を自分でメモしたものも立派な証拠になります。車検証ケースなどにまとめて保管しておくと便利です。
ローン審査に不安があっても「値落ちしない車」は買える?
「過去にローン審査に落ちた」「信用情報に不安がある」という方でも、車の購入を諦める必要はありません。むしろ、そうした状況だからこそ 将来的に資産価値が残りやすい“値落ちしにくい車”を選ぶことが重要 です。
信用情報に不安がある人が「値落ちしない車」を選ぶべき理由
ローンを組む際に注意したいのが、車の価値(リセールバリュー)と残債のバランスです。たとえば、200万円のローンで“値落ちの早い車”を購入した場合、3年後に価値が80万円に下がってしまうと、残債120万円との差額40万円を自分で支払わなければならないケースもあります。
一方、リセールバリューの高い車を選べば、3年後でも150万円前後の価値が残ることがあります。この場合、残債120万円を完済しても余裕が生まれ、売却がそのまま「保険」になる のです。
信用情報に不安がある方ほど、将来の返済負担を軽減するために、値落ちしにくい車を選ぶことが賢明といえます。
トップランなら審査通過率95%!信用情報が不安な人におすすめ
トップランなら、他社で審査落ちしてしまった方でも車を手に入れられる可能性が高いです。ここでは、その理由を詳しく解説します。
複数のローン会社と提携だから審査通過率95%を実現
トップランの審査通過率95%という驚異的な数字の秘密は、複数のローン会社との幅広い提携関係にあります。
一般的な中古車販売店では、1社から2社程度のローン会社としか提携していないため、そこで審査に落ちてしまえば購入を断念せざるを得ません。しかしトップランでは、お客様の状況に応じて最適なローン会社を選定し、審査を依頼する仕組みになっています。
過去の信用情報よりも「現在の支払い能力」を重視
トップランでは、過去の信用情報だけで機械的に判断するのではなく、現在の収入状況や返済能力を総合的に評価します。
たとえば、5年前に自己破産した経験があっても、現在は安定した収入があり、毎月の返済額を無理なく支払える状況であれば、審査通過の可能性は十分にあります。転職したばかりで勤続年数が短い方や、アルバイト・パート・自営業の方でも、実際の収支状況を丁寧にヒアリングした上で判断してくれます。
値落ちしにくい車だからこそ審査も通りやすい
実は、リセールバリューの高い人気車種を選ぶことは、ローン審査においてもプラスに働くことがあります。
販売店側から見ると、値落ちしにくい車は「担保価値が高い」と判断されます。万が一返済が困難になった場合でも、車両を売却すればローンを回収できる可能性が高いため、融資のリスクが低くなるのです。
トップランでは、お客様の希望や予算を聞いた上で、リセールバリューも考慮した車両選びをサポートしてくれます。「この車種なら審査に通りやすい」といったアドバイスももらえるため、初めて中古車を購入する方でも安心です。
LINE完結で全国対応
トップランの実店舗は埼玉県にありますが、購入手続きのすべてがLINEで完結できるため、日本全国どこからでも利用可能です。
「ローン審査の相談」と聞くと、わざわざ店舗に出向いて、長時間の面談が必要なイメージがあるかもしれません。しかしトップランなら、購入相談から審査申込み、契約手続き、さらには購入後のアフターサポートまで、すべてLINE上で対応してもらえます。
「自分の状況でも本当に車が買えるのか不安」という方は、まずはLINEで気軽に相談してみてください。相談は無料ですし、相談したからといって必ず購入しなければならないわけではありません。プロの視点から、あなたの状況で実現可能な選択肢を提示してもらえるだけでも、大きな価値があるはずです。
中古車は値落ちしにくい車種を選ぶのがおすすめ
中古車を購入する際に最も重要なのは、「値落ちしにくい車」を選ぶことです。車は購入した瞬間から価値が下がり始めますが、その下がり幅は車種選びやボディカラー、オプション装備によって大きく変わります。
特に注意すべきは、車の価格が大きく下落する「節目」です。新車登録から3年目、5年目、7年目といった車検のタイミングや、走行距離が5万キロ、10万キロを超えたときには、市場価格が急落しやすくなります。
ローンを組んで購入する場合、この節目で売却しようとすると残債が多く残り、売却額だけでは完済できない「オーバーローン状態」に陥るリスクがあります。だからこそ、購入時点でリセールバリューの高い車を選んでおくことが、将来の経済的リスクを軽減する最善の方法なのです。
また、購入後のメンテナンスも値落ちを防ぐ重要な要素です。定期的なオイル交換や洗車、ボディコーティングなど、日頃から車を丁寧に扱うことで、売却時の査定額を大きく向上させることができます。整備記録簿をしっかり保管しておけば、次のオーナーに「丁寧に乗られていた車」という安心感を与え、査定士からの評価も高くなります。
中古車選びは、単に「今乗りたい車」を選ぶのではなく、「将来売るときのことも考えた車」を選ぶという視点が欠かせません。この記事で紹介した選び方のポイントを押さえて、賢く資産価値の高い一台を手に入れてください。あなたの中古車選びが成功し、長く満足できるカーライフを送れることを願っています。

