残価設定ローンのデメリットとは?メリットや注意点も解説

車を購入する際、支払い方法として「残価設定ローン(残クレ)」を検討する方も多いのではないでしょうか。
毎月の支払額を抑えられる便利な仕組みですが、その一方で特有のデメリットや注意点も存在します。

この記事では、残価設定ローンの仕組みをはじめ、メリットとデメリットを詳しく解説します。
また、利用時の注意点やよくある質問にもお答えし、自分に合った選択ができるようサポートします。

残価設定ローンを賢く利用し、後悔のないカーライフを実現するために、ぜひ参考にしてください。

残価設定ローン(残クレ)とは?

残価分を差し引いたローンのこと

残価設定ローン、通称「残クレ」は、自動車を購入する際に利用できる特別なローン方式です。あらかじめ「残価」と呼ばれる車の将来価値を差し引いた金額を支払うことを意味します。
残価とは、契約期間終了後に予想される車の査定価格であり、一般的に新車価格の50~60%程度が設定されます。

たとえば、新車価格が400万円で残価が200万円と設定される場合、支払い対象は200万円となります。
この仕組みにより、月々の支払額を大幅に抑えることができるため、手軽に新しい車に乗れるメリットがあります。

ただし、残価分を支払う義務はなく、契約終了時に車を返却する選択も可能です。
この返却時には、車の状態や走行距離が査定基準を満たしていることが条件となるため、注意が必要です。

残価設定ローンと普通ローンの違い

残価設定ローンと普通ローンの最大の違いは、支払いの対象となる金額と契約終了時の選択肢です。
普通ローンでは車両価格全額をローンで支払い、契約終了時には車の所有権が完全に利用者に移ります。

一方、残価設定ローンでは、車両価格から残価分を差し引いた金額のみを支払います。
その結果、月々の支払いが普通ローンよりも低く抑えられるのが特徴です。

ただし、残価設定ローンでは車の所有権は契約終了までローン会社にあることが一般的です。
さらに、契約終了後に車を返却するか、残価分を支払って購入するかを選ぶ必要があります。

この柔軟性が魅力ではあるものの、走行距離制限や車両状態に関する条件が付く場合も多いため、利用時には慎重な検討が必要です。

残価設定ローンのデメリット

残価設定ローンには、月々の支払いを抑えるなどの魅力的なメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
特に注意が必要なのは「所有権がない」「金利が高い」といった点です。

車の所有権がない

残価設定ローンでは、契約期間中の車の所有権はローン会社にあります。
そのため、たとえ毎月の支払いをしっかり行っていても、契約期間中は自分の車として自由に使うことが難しい点があります。

たとえば、車を改造したり売却したりすることは基本的にできません。
さらに、契約終了時には車を返却するか、残価を支払って購入する必要があります。

このように、普通のローンと異なり完全に自分の所有物として扱えないため、車を自由に使いたい方にとっては不向きと言えます。
車のカスタマイズを楽しむ方や長期間同じ車に乗りたい方は、他のローン方式を検討した方が良いかもしれません。

金利が高い

残価設定ローンのもう一つのデメリットは、通常のローンよりも金利が高く設定されているケースが多い点です。
これはローン会社が設定する残価のリスクをカバーするためであり、その分、利用者が負担する総支払額が増えることになります。

たとえば、同じ車を普通のローンで購入した場合と比較すると、金利負担によって総支払額が高くなる可能性があります。
一見すると月々の支払額が低いためお得に見えますが、長期的に見るとコストが増える点には注意が必要です。

また、金利の違いは契約時に見逃しがちなポイントですが、契約前に必ず金利や総支払額を確認し、他のローン方式と比較することが大切です。

走行距離・車体に関する制限がある

残価設定ローンでは、契約期間中の走行距離や車両の状態について一定の制約が設けられるのが一般的です。
これは、契約終了時に車を返却する際、残価を適切に評価するための条件として設定されています。

たとえば、「年間1万キロ以内」といった走行距離の上限が設定されている場合、これを超えるとペナルティ料金が発生することがあります。
また、車体に大きな傷や凹みがあると、査定額が減少し、追加費用を請求される場合もあります。

このような制約があるため、長距離を頻繁に走行する方や、駐車環境が悪く車体が傷つきやすい状況の方には不向きと言えるでしょう。

追加費用がかかるケースがある

残価設定ローンでは、契約終了時や途中解約時に思わぬ追加費用が発生することがあります。
たとえば、契約終了時に車を返却する場合、走行距離の超過や車体の損傷によって追加料金が請求されることがあります。

また、車を残価で買い取る場合には、残価分を一括で支払う必要があります。
この際に資金が準備できていないと、新たなローンを組む必要が出てくることも考えられます。

さらに、途中解約を希望した場合には、違約金や精算金が発生することがあるため注意が必要です。
これらの費用は契約内容に明記されていますが、見逃しやすいため、契約前にしっかりと確認することが重要です。

残価設定ローンのメリット

残価設定ローンには、普通のローンにはないいくつかの大きなメリットがあります。
特に「毎月の支払額を抑えられる」「定期的に車を乗り換えられる」といった点が、多くの人に支持されている理由です。

毎月の支払額を抑えられる

残価設定ローンの最大のメリットは、月々の支払いを大幅に抑えられる点です。
あらかじめ設定された「残価」を差し引いた金額をローン対象とするため、普通のローンと比べて負担が軽くなります。

たとえば、300万円の車で残価が150万円の場合、ローンの対象は150万円となり、月々の支払額が半分程度に抑えられることがあります。
これにより、同じ予算でワンランク上の車種に手が届く可能性が広がる点が魅力です。

また、支出を抑えたい方や他の生活費とのバランスを取りたい方にとって、家計管理がしやすい選択肢と言えるでしょう。

定期的に車を乗り換えられる

残価設定ローンは、一定の期間ごとに新しい車に乗り換えたい方にとって非常に便利な仕組みです。
契約終了時に車を返却することで、新しい車を選ぶことが可能です。

特に、常に最新モデルの車を利用したい方や、ライフスタイルの変化に応じて車種を変更したい方に適しています。
例えば、独身時代はコンパクトカーを利用し、結婚後にミニバンへ乗り換えるといった柔軟な選択が可能になります。

また、車を所有する必要がないため、古くなった車の処分や下取りの手間が省ける点も大きなメリットです。

下取りがスムーズに行われる

残価設定ローンでは、契約終了時に車を返却する選択肢があるため、下取りの手間が大幅に軽減されます。
通常の車購入では、次の車を購入する際に古い車を下取りに出す必要がありますが、残価設定ローンではそれが不要です。

例えば、返却時には走行距離や車両状態が条件を満たしていれば、簡単に返却手続きが完了します。
さらに、新しい車への乗り換えもスムーズに行えるため、時間や労力を大幅に節約できます。

また、返却後に新しいローンを組む際も、残価設定ローンの仕組みに慣れているため、ストレスなく手続きを進められる点も魅力的です。
これにより、忙しい方や手続きが苦手な方でも気軽に利用できます。

残価設定ローンを利用するときの注意点

残価設定ローンにはメリットがある一方で、利用する際に注意が必要なポイントも存在します。
特に、「同じ車に長期間乗り続けたい人には向かない」「資金に余裕を持つ必要がある」といった点が挙げられます。

同じ車に乗り続けたい人には向かない

残価設定ローンは契約終了時に車を返却するか、残価分を支払って買い取るかを選択する仕組みです。
そのため、「長期間同じ車に乗り続けたい」という方にはあまり向いていません。

たとえば、10年以上同じ車を大切に使いたい場合、残価設定ローンよりも普通のローンを利用した方が経済的に合理的です。
残価分を一括で支払うことが難しい場合は、さらに新たなローンを組む必要が出てきてしまう可能性もあります。

また、車を返却する際には走行距離や車両状態の条件を満たす必要があるため、気兼ねなく使い続けたい方にとってはストレスとなることも考えられます。

資金に余裕をもっておく

残価設定ローンを利用する際には、資金計画を立て、余裕を持った運用を心掛けることが大切です。
特に、契約終了時に残価分を支払って車を買い取る場合には、一括で支払えるだけの資金を準備しておく必要があります。

たとえば、月々の支払いを抑えられるからといって予算ギリギリの車を選ぶと、契約終了時に想定外の負担が発生することがあります。
また、車を返却する場合でも、走行距離や車両状態の条件を超えてしまうと追加費用がかかる場合があるため注意が必要です。

資金計画に余裕を持つことで、契約終了後もスムーズに対応でき、予期せぬ出費を回避することができます。
事前に必要な資金を見積もり、無理のない契約を結ぶことが成功のカギです。

残価設定ローンに関するよくある質問

残価設定ローンは便利な仕組みですが、多くの人が「本当に自分に合っているのか?」と疑問に思うことがあります。
特に、「やばいのではないか?」や「通常のローンとどちらが得か?」といった質問がよく挙げられます。

以下では、こうした疑問について詳しく解説し、利用前に不安を解消できるようにしています。

残価設定ローンはやばい?

「残価設定ローンはやばいのでは?」と不安を感じる人もいますが、仕組みを正しく理解すれば過度に恐れる必要はありません。
確かに、契約終了時に車を返却したり、残価を支払う必要がある点に慣れていない方には戸惑いがあるかもしれません。

しかし、毎月の支払額を抑えられる点や新しい車に乗り換えやすい仕組みは、ライフスタイルによっては大きなメリットになります。
「やばい」と感じるのは、利用する前にデメリットや制約を十分に理解していない場合が多いです。

契約条件をよく確認し、使い方を明確にしておけば、賢く利用できるローンの一つです。

残価設定ローンとローン、どっちが得?

残価設定ローンと通常のローンのどちらが得かは、車の使い方やライフスタイルによって異なります。
短期間で車を乗り換える予定がある場合や、月々の支払いを抑えたい場合には、残価設定ローンが有利です。

一方、同じ車に長く乗り続けたい場合や、総支払額をできるだけ抑えたい場合は、通常のローンの方が適していることが多いです。
たとえば、残価設定ローンは金利が高めに設定されることがあり、結果的に総支払額が通常ローンより高くなるケースもあります。

どちらが得かを判断するには、月々の返済額だけでなく、契約終了後の選択肢やトータルコストを比較することが大切です。

一方で、自社ローンは車の所有権が購入者に移るため、こうした契約終了時の制約を気にせずに済む点が魅力です。
さらに、「トップラン」では、自社ローンに近い柔軟なローンプランを提供しており、利用者の状況に応じた無理のない返済が可能です。
保証人不要で、ブラックリスト状態でも相談できる対応力も、多くの方に選ばれている理由のひとつです。

「自由度を重視したい」「長く安心して車を使いたい」という方には、こうした柔軟なローン対応が安心かつ現実的な選択肢になるでしょう。

残価設定ローンで得する人の特徴は?

残価設定ローンで得をするのは、車を短期間で乗り換えたい人や、毎月の支払いを抑えたい人です。
たとえば、常に最新モデルの車に乗りたい方や、ライフスタイルの変化に合わせて車種を変更したい方には最適です。

また、車の所有権にこだわらない方や、車の下取りや売却の手続きに手間をかけたくない人にも向いています。
さらに、予算内でワンランク上の車に乗りたい場合にも、残価設定ローンは有効な選択肢と言えるでしょう。

一方で、長期間同じ車に乗り続けたい方や、車を自由に使いたい方には向かないことを覚えておく必要があります。

残価設定ローンの車が事故にあったらどうなる?

残価設定ローンで利用している車が事故にあった場合、状況に応じた対応が必要になります。
通常、車の所有権はローン会社にあるため、修理費や車両の評価額の変化についてローン会社に連絡する必要があります。

多くの場合、車両保険に加入していれば、修理費用や損害額を保険でカバーできます。
ただし、事故による車両の価値減少が大きい場合、契約終了時に想定された残価を下回る可能性があります。

その際には追加費用が発生することがあるため、契約時に車両保険や補償内容をしっかり確認しておくことが重要です。
予期せぬトラブルを防ぐためにも、保険内容とローン条件を理解しておきましょう。

残価設定ローンを賢く利用するために

残価設定ローンは、毎月の支払いを抑えながら新しい車に乗ることができる便利な仕組みです。
短期間で車を乗り換えたい方や、手軽に最新モデルを楽しみたい方にとっては魅力的な選択肢と言えます。

しかし、「車の所有権がない」「走行距離や車両状態の制限がある」など、特有のデメリットも存在します。
また、契約終了時に残価分を支払う必要がある場合や追加費用が発生するケースもあるため、事前の資金計画が欠かせません。

残価設定ローンを最大限に活用するには、メリットとデメリットを十分に理解した上で、自分のライフスタイルや車の利用目的に合った使い方をすることが重要です。
契約内容や条件をしっかり確認し、自分にとって最適な選択をすることで、後悔のないカーライフを実現しましょう。

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